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WHOも認めるギャンブル依存症
まずギャンブル依存症の定義を管理人なりの言葉で表しますと、「特定のギャンブルに対する過剰な欲求や執着心を抑える事ができないため、それに対する代償をかえりみず、繰り返し行為に及んでしまう状態」と言えるでしょう。
このギャンブル依存症、WHO(世界保健機関)において「習慣および衝動の障害」という項目内で「病的賭博(Pathological Gambling)」という名の疾病として認められています。
つまりギャンブル依存症は、世界的に認められた、立派な病気なのです。
ギャンブル依存症の判断基準
仮に借金をして行為に及んだとします。
「他人に害を及ぼす事なく、また自身も経済的に破滅する事なく計画的に返済できれば、それはコントロールできているから依存症ではない」という見方もあるかとは思いますが、「借金をしなければできない状況で行為に及んでしまうこと自体、コントロールできていない」という見方もできますので、病的か否かの判断は容易ではないでしょう。
WHOで定める基準では、依存する事によって自身もしくは周辺に害を及ぼすに至った段階で「病的」と判断されるようなニュアンスが含まれます。ちなみに、WHOにおけるギャンブル依存症を含む行動的依存の基準は、以下のようになります。
【WHOによる行動的依存の定義】
あきらかな合理的動機を欠く
患者自身および他の人々の利益を損なう
行動の反復性
統制できない衝動に関連付けられる
しかし、これはあくまで管理人の個人的な見解ですが、その判断基準は一応の線引にすぎず、厳密に言えば「害を及ぼしてからが病的」というだけではなく、「病的になることで害を及ぼす」とも言えるのではないかと思います。
しかし、なにぶん脳内の分泌物が関与する病気ですから、他人の目には解りづらいという事もあり、実際に何かしらの損害があった時点で初めて「病的」と判断されるのは、いたしかたないところとも言えます。
こんな症状が怖い!
ここではギャンブル依存症によって起こる、さまざまな症状を解説していきます。
おもな症状としては
?ギャンブルの事しか考えられない
?打てない状況でも打とうとする
?やめられない
……などがあり、たいていの場合は複数の症状が同時に見られます。以下、それぞれの症状を具体的に見ていきましょう。
ギャンブルの事しか考えられない
仕事をしていても、友人と会っていても…いつ何時もギャンブルの事が頭を離れないという状況です。
もはや、ギャンブルでしか恍惚感を得られない状況に陥っていると推測されます。
ちなみに管理人は、仕事中に「どこのパチンコ店へ行こうか」「何を打とうか」といった事を考えるのは日常茶飯事です。
打てない状況でも打とうとする
最も解りやすいケースとしては、打つ為のお金が無いのに、借金をしてまで打とうとする…といった、強行的な症状です。
仕事などの大事な用があるにも関わらず、それをキャンセルしてまで打ってしまうといった行動も、これに分類されます。
自分のおかれた状況を受け入れられず、強行すればどうなるかといった判断力が欠落しているのでトラブルに発展しやすい、ギャンブル依存症にとっては最も深刻な症状と言えます。
ここで起こりうるトラブルについては、「ギャンブル依存症によるトラブル」にて述べておりますのでご参照ください。
ちなみに管理人は、強行の末に彼女とケンカし、別れました。
やめられない
ここで言う「やめられない」は「ギャンブルそのものがやめられない」という意味ではなく、「打ち始めたら最後、お金が無くなるまで打つことをやめられない」という意味です。
これはギャンブル依存症の人に限った事ではないのかもしれませんが、ストレスを抱えた精神状態で恍惚感を求めて現金投資を始め、当らない状態が長時間に渡ると、そのストレスは増幅していき、さらに大きな恍惚感を求める精神状態に陥ります。
投資がかさめばかさむほどストレスが増幅し、好転すればそれに比例してさらに大きな恍惚感となるのですから、手に負えません。
ここで完全に依存しきっていない人であれば諦めてやめる事も可能でしょうが、完全に依存している人は恍惚感を得るまで打ち続けてしまいがちです。
何故なら、ギャンブル依存症の人が本当に欲しているのはお金ではなく、一時の恍惚感なのですから。